エッフェル奨学金プログラムは毎年、修士・博士号レベルの正規課程において、公共および民間の高等教育機関で未来の意思決定者として活躍しうる優秀な外国人材の育成を支援しています。
フランス外務省によって創設されたエッフェル奨学金プログラムは、フランスの高等教育・研究機関による修士および博士号取得を目指す優秀な外国人学生の招聘を推進しています。
優先研究分野における将来の外国人意思決定者を育成することを目的としており、修士課程では27歳以下、博士課程では32歳以下の外国人学生を募っています。
対象
科学技術と人文社会の二つの学問領域において、次の7つの分野が対象となります。
- 科学技術分野
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生物学・医学
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エコロジー移行
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数学・IT
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工学
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- 人文社会分野
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歴史学、言語学、フランス文明
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法学・政治学
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経済学・経営学
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応募方法
留学を希望するフランスの高等教育機関のホームページを確認し、教育機関の国際課にメールもしくは電話で申請方法と締切日について直接お問い合わせ下さい。
学生からの申請を受理した教育機関が、Campus Franceパリ本局のウェブサイトにて奨学金申請書を提出します。
フランスの全ての高等教育機関がこの申請書を提出することができます。
申請を希望する学生本人がCampus Franceへ応募するものではありませんのでご注意ください。
エッフェル奨学金に関する詳細は、留学予定の高等教育機関にお問い合わせください。
留学計画についてのご相談は、Campus France - フランス政府留学局・日本支局をご利用ください。
給費期間
修士課程の場合
奨学金の支給期間は以下のとおりです。
- M2(修士2年次)に入学する場合:最長12か月
- M1(修士1年次)に入学する場合:最長24か月
- エンジニア・ディプロム課程の場合:最長36か月
博士課程の場合
エッフェル奨学金は、奨学金給費年度の9月1日から起算して、最長12か月から36か月の期間、フランスでの滞在に対して支給されます(奨学金給費通知書の内容に準じます)。
給付内容
修士課程の場合
エッフェル奨学生には、月額1,200ユーロ(2026年1月より適用)の生活費が支給されます。
これに加え、以下の援助が直接負担されます。
- 渡航費用
- 国内交通費
- 保険
- 住居探し支援
- 文化活動 など
博士課程の場合
エッフェル奨学生には、月額2,100ユーロ(2026年1月より適用)の生活費が支給されます。
これに加え、修士課程と同様に以下の援助が直接負担されます。
- 渡航費用
- 国内交通費
- 保険
- 住居探し支援
- 文化活動 など
共通事項
修士課程・博士課程のいずれにおいても、授業料(学費)はエッフェル奨学金プログラムの援助対象外です。